今日のSOKのタイドグラフはこんな感じ
昨晩一泊旅行から帰ってきて疲れ気味なので朝の釣行はやめました
で、昼間はどうせ釣れないだろうし、夕方子供たちを迎えにいかなければならない用事もあるので、17:00ぐらいまで1時間ほど、あまり釣果を期待しない釣りをしようと思ったのでした。
15:50ごろ入釣。ハゼ釣りの親子連れが帰っていくような時間帯で、自分がベストポイントだと思っている場所がちょうど空き、すかさず入らせてもらいました。まぁ1時間程度の釣りだし一番いい場所でやれるのはラッキー、と思いましたね。
最初は、また記事にするつもりだけれど、25年前ぐらいに大学の釣り研究会のときに釣り大会の景品かなんかでもらったルアーを引っ張り出して使ってみたのでした。
フローティングのディープダイバーですね。
重さが28グラムあるので、シーバスロッドでも投げられました。
ただ、空気抵抗があるのでいつものジグヘッド+ワームに比べれば飛距離は出ないけど
リップに水を受けてグングン潜るのが手に伝わってきて、「釣りしてる感」はすごくありますね。
でもアタリはなく、たぶん10回ぐらい投げてチェンジしました。
次に投げたのはいつもの自作ジグヘッド+フラッグシャッド4インチ(ピンク)でした。
今日は下げ潮で入ったので、向かって右から左へ潮が流れていくわけ。
正面より左へキャストすると潮に逆らってワームが泳ぐ感じになる。逆に正面より右へキャストすると、ワームが潮に乗って泳ぐかたちになる。
いろいろやっていたが、正面より右へ投げてワームを潮にのせてゆっくり目に底から離れないように引いてきたところ、なにやらアタリらしきもの。
この釣りではアタリなのか底ずれなのかは合わせてみないと分からない。
バシっと合わせるとブルブルっという感触を感じた。
エイじゃない魚だっ!
と喜んで二度三度バシバシ合わせてみました。
そこから先は手慣れたもので、フツーの魚はエイほどは力がないので、5分もすれば浮いてくる。
たぶん5分もかけずに浮いてきたと思う。
ひとつ気をつかったのは、まだ潮位が高く、干潮時は陸になる敷石がまだかなり沈んでいて、つまり魚が敷石の下に入ろう入ろうとしていたこと。
リーダーが岩をすれる感覚が伝わってきて、これはこのまま寄せるとヤバい!とばかりいったん休戦して沖へ逃げるのを待つ
やがて魚が沖へ向けて泳ぎだす。すかさずテンションをかけると水面へ浮いてくる。その証拠にPEラインとリーダーの結び目が目視できた。
リーダーはせいぜい2メーターなので、いまがチャンスとばかり引き寄せる。
魚が姿を見せる。
ヒラメだっ!
逃げようとするヒラメに空気を吸わせたりして手元へ寄せてくる。
背中からたも網を出して伸ばす。あとは取り込むだけ。。
ここで問題発生!
ヒラメがデカ過ぎて、たも網に入らない!
何度も試すがどうしても入らない。
頭だけは網に入るが胴が枠を通らず、取り込めない!
何度も何度もそれを繰り返す。だってそれしかできないじゃん。
やがてギャラリー集まりだす。
その中に、ひと組の家族連れがいて、奥さんのほうが大喜びでこの様子を見ている
「すごいおっきい魚だよ」と赤ん坊に話しかける
「手伝ってあげたほうがいいんじゃないの?」ご亭主に話しかける
そうしている間もこちらは悪戦苦闘し続けている。出口のない作業を繰り返している
この前62センチのヒラメを釣った時はこのネットでキャッチできたんだ。今回のもあれと比べると大きそうだがそこまで化け物というわけではないから、きっとあと何回かやればキャッチできるはず!
そんなことを考えていた。
でも失敗が続く。
ついにその奥さんが声をかけてきた
「お手伝いしましょうか?」
そうやって本当に声をかけてきてくれたことに少し驚き、でもこれは頼ってもいい場合かもしれないと思ったのでした。
「じゃぁ、これをお願いします。ぼくはたも網やりますんで」
ロッドとリールを手渡した。
ヒラメはだいぶ弱っているのでそこから沖へ大突進ということはないという読みもあった
奥さんに代わってご亭主が竿とリールを持ってくれた。この人は釣りの心得があるらしかった。
こちらが構えているところにヒラメをうまく寄せてくれるのだが、やっぱり入らない。
どうしても入らない。二度三度やるけど、やっぱりダメ
ここでもう決断しましたね。
降りてボガでつかむ!
ご亭主にその旨を伝えて自分はおもむろに敷石の上に降りられる場所へと急ぐ。30メートルぐらい離れたところから、2メーターほどの石垣を降りて、海面ぎりぎりのところを、また30メートル戻る。
途中、ヒラメが暴れるたびに、家族連れの歓声が上がる
ぼくは近づいてリーダーをつかみ。ボガをヒラメの口に差し入れる。
とったぜ!
と持ち上げた瞬間、なんたる重さ!と驚愕する。
そしてボガが外れる。
ボガが悪いんじゃない。魚がでかすぎて下あごにちゃんとかかってなかったようだ
もう一度ボガを差し込んで、持ち上げる。
そして念のためたも網に収納する!
ギャラリーから拍手が起きる!
やったぜ!
魚を持って崖を上がるのは大変だと、竿とリールを預けたご亭主ともう一人べつの家族のお父さんが二人掛かりでタモ網を引き揚げてくれる!
重い重い!
二人とも笑っている
たも網の尻はロープとカラビナでぼくのゲーミングベストにつながっている
もうひとりのお父さんにそのことを話すとすぐ理解してくれ、外してくれた
身軽になった自分は崖を上るため30メートル歩き、崖を上り、また30メートル歩く
戻るとギャラリーがおめでとう!と迎えてくれた
こんなおっきいのがいるんですね
いったい何センチあるんだろう?
みな口々に言って興奮している
ロッドとリールを預けたご亭主に礼を言うと、写真撮ってくれるというではないか!
お言葉に甘えて写真を撮ってもらいました
本当にいい人で助かりました
奥さんも「今日イチ楽しかったネ!」と子供に話しかけていました。
メジャーを出して図ると73センチ!
自己最高記録でした!!
お礼を言ってギャラリーと別れ、一人になって冷静に写真を撮る
あと、今日の教訓は2つ
・長靴を履いて入釣せよ
敷石に乗れないからゴム底シューズでいいかというとそうではない。
こんな大物がかかって下へ降りなければならない場合もあるから、しっかりした装備をするべき
・タモを網をサイズアップしよう
タモはダイワのランディングネットFL-45。オーバル型で縦が45センチだが横が一番広いところで35センチ。上の写真を使ってヒラメの縦横を計算してみると、全長73センチに対して横幅(縦幅?)34センチになるから、少しでも最広部を外すと突っかかって網に入らない事態となる。実際何度やっても入りませんでした。
ということで、ステージクリア(?)ということで、新しくでかいタモを買うことを決意いたしました。。
つーことで、ヒラメは締めて持ち帰って、さばきました。
まだ食べてないけど、残さずいただきます!
ではね~
【追伸】
行方不明のワームが出てきましたよ。
どこからかというと、ヒラメの胃袋から!
胃の上部を切断してベイトチェックしたら、行方不明のワームちゃんがこの方向で出てきたので、追い食いしたってことなんでしょうね。
いや~びっくりしました。。
Perfection Loop Knot は胃の中で外れていたので、そこは「負け」の部分かもしれないのだけれど、丸のみされたことで胃に多少なりとも引っ掛かりができて、それでジグヘッド側のトレブルフックがガッチリ掛かったともいえるかもしれないので、とりあえずよしとしましょうかね。
明日も釣りに行くけど、ヒラメが釣れた場合は新記録以外はリリースします!
だって食べきれないから!
じゃあね~
データ編
ロッド ダイワ SEABASS HUNBER X 93M
リール Nerost 4000SLG
ライン PE1.0号。SHIMANO PITBULL 8本編み
リーダー Sufix KEY LIME 30LB
12年ほど前カナダにいたころに結びの練習用に買ったライン。たぶんナイロン。
1000mでCAD52.00だから強烈なコスパなのです。一生分のリーダーを持ってる感じ。。
ジグヘッド 自作。6号中通し丸オモリ+超硬質ステンレス材(1.0mm)+トレブルフック1本(オーナー針、Stinger Treble 4号)
ワーム Buddy Works の Flag Shad 4インチ ピンク
ワームフック RYUGI LT OFFSET Size 2 Color Black Model No. HLT027
PEとリーダーの接続 キングノット (= ビミニツイスト+エイトノット )
リーダーとジグヘッドの接続 Perfection Loop Knot
ジグヘッドとワームフックの接続 Perfection Loop Knot
たも網 ダイワ FL-45
玉の柄 アルファタックル ランディングギア シャフト NANO 400
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